特別展 宋元仏画─蒼海(うみ)を越えたほとけたち
https://gyazo.com/8cf148e6add540d0228350ac20022636
中国の宋と元の時代に作られた仏画を中心とした展示
宋は北宋時代(960-1126年)と南宋時代(1127-1279年)がある
元(1279-1368年)
日本でいうと平安の中間で唐(618年 - 907年)を手本にした唐風文化から平安文化が生まれるころから鎌倉時代を超え南北朝時代まで
平安時代の文化は、初期と中期以降とで大きく2つに分けられます。平安初期、日本では唐(とう:7~10世紀初頭に中国で栄えた王朝)を手本とする「唐風文化」(とうふうぶんか)が花開きました。しかし「遣唐使」(けんとうし:平安前期、大陸文化を調査するために唐に派遣された使節)が9世紀末に中止されると、漢字から生まれた仮名の浸透や庶民にまで広まった仏教の影響などを受け、日本の文化は独自の発展を遂げました。
平安文化 日本史・日本史年表/ホームメイト
中国では戦争などで失われてしまった絵画が日本では寺院に保管されており、当時の中国の美術を知る手掛かりになっている。
ってことは日本には渡せないような絵画の中に本当の傑作があったのかもしれない。
中でもマニ教の絵画は様々な宗教を取り込んだためその画像だけ見ると仏教のように見える絵も多く、そのまま日本に仏画として伝来し保管され、後世にマニ教の絵であることが判明するなどがあるらしい。
かつては北アフリカ・イベリア半島から中国にかけてユーラシア大陸一帯で広く信仰された世界宗教であった。過去に興隆したものの現在ではほとんど信者はおらず、消滅4したとされてきたが、今日でも中華人民共和国の福建省泉州市においてマニ教寺院が現存する5。
https://ja.wikipedia.org/wiki/マニ教
最期に日本でどのように参考にされていったかの展示があったが、模写どころかトレースもあり、現代の著作権的な倫理観は後天的なものだなと思った。
ただ生理的な嫌悪があるからこんだけみんな暴れているのだろうと思うので単純な解釈は要注意
京都国立博物館のコレクション展、特に仏像が見たくて行ったのにちょうどその日からこの特設展が始まっており「あらら」と思いながらチケットを購入した。ついでアート
結局中身は面白かった。見たい仏像もあった。
一番下のフロアの仏像は動かせないのかもしれない。無理やり宋元仏画につなげていた。
仏像って目が光っているものがあり、横から見ると目に涙を浮かべているように見える。
写真禁止
仏画はそれがご本尊なのでそりゃそう。
十王図(陸信忠)
https://gyazo.com/db44975e703a90d9c52d8828aeff7533
画像はe国宝からの引用
e国宝、めちゃくちゃズームできて最高だ。これ場合によれば実際に見るよりこっちの方がいいかも
古い絵画は色褪せてしまって正直何を描いているのかわからないものもちょくちょくあり、これならわかるかもしれない。
https://emuseum.nich.go.jp/detail?content_base_id=100092&content_part_id=001&content_pict_id=0&langId=ja&webView=0
陸信忠による十王図。十幅あるうち三幅来ていた。
十王は死後、冥土にて裁き生まれ変わり先を決める。閻魔王など。
めっちゃ仕事してて大変そうだった。下では亡者が暴れているし。
重要文化財
普賢・文殊像(14世紀)
14世紀って広いな…リンクかぶりそー
https://gyazo.com/ddea0e84392f5dcb160fcdf29ddb3ddf https://gyazo.com/ef5337ad24bf306339c8aa8b1c4dd835
静嘉堂文庫美術館 | 展示作品の紹介 より
でかい。ほとんどが左右対称。
誰が描いたか書いてなかったけど、所蔵元の美術館側には「伝 張思恭」になってるな
これに限らず「伝 ○○」となっているものが多かった。
正確にだれが書いたかわからないけどいいものだから置いておこうというのは、絵のパワーだけで生き残っている感じがしてかっこいい。
もちろん持ち主による権威付けの可能性もあるが、それでも権威にそれが耐えうると判断させたのが強い。
伊藤若冲(じゃくちゅう)(1716~1800)が「動植綵絵(どうしょくさいえ)」とともに相国寺に寄進した「釈迦三尊像」(京都・相国寺蔵)の原画としても知られ、若冲が「巧妙無比」と称えた名品です。
個人ブログによると間にもう一幅あるらしい
https://gyazo.com/ddc7cefd19c003f5c6816b32994462e0
クリーブランド美術館
「カメがウサギにドンブリ勝負」https://kameusadon.exblog.jp/23196439/
二祖調心図
https://gyazo.com/470aed93b0c984e188cb07026ce0f4e8 https://gyazo.com/19a878883d30ae68af8d6a2b04d457b3
石恪による水墨画。虎がかわいい。虎と一緒にいるのは豊干。
https://emuseum.nich.go.jp/detail?langId=&content_base_id=100832&content_part_id=001&content_pict_id=001
重要文化財
2025(令和7)年9月20日(土)~11月16日(日)
京都国立博物館